ふんどしとまわしの違いについて


ふんどし

「まわし」と「ふんどし」の形状はよく似ているのに
お相撲さんのまわしはなぜふんどしとは言わないのか、
疑問に思うこともありますよね。

実は「まわし」は「ふんどし」の一種なのです。

でも、どうして呼び名が異なるのでしょうか。

ふんどしは下着として、周知されていますが、
もともとは下着以外にも男性用の水着として着用されていたこともありました。

また、男性だけでなく、
女性も生理中には使っていたという歴史もあります。

一方、「まわし」は相撲競技で使われることが多く、
腰や腹をしっかり締固め、身を護り、力を出すために使われています。

日本では古墳時代に女官がふんどしを締めて、
相撲を取ったことが史実として残されており、
これが相撲の歴史的起源ではないかと言われています。

弥生時代には、農耕儀礼として秋に相撲を取ったことから、
神事としても浸透していきました。

そのため、相撲で使われるまわしは、「げんかつぎ」の意味もあり、
通常、洗濯しません。

天日に干し、陰部などが当たる部分はアルコール消毒するなど、
衛生面では配慮しますが、
幕下の力士は一人で一本のまわしを擦り切れるまで使い切るのが習わしです。

「人のふんどしで相撲をとる」ということわざは、
こうしたところから派生したのかもしれませんね。

また、洗うとやわらかくなってしまうため、
相手の指を取ってしまうこともあるため、
固いままのふんどしを使うのが、防具としての役割も果たしているようです。

海外ではまわしのことを「相撲ベルト」と呼ばれることから、
その使用方法に関しては、サポーターや競技ウェアのような働きをしていると
考えても良いかもしれません。


おすすめ記事

女性用ふんどしの作り方